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子育ての課題洗い出し 田辺のNPOが大規模アンケート

スマートフォンの「南紀子育て大調査プロジェクト」のページ
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「南紀子育て大調査プロジェクト」アンケートのQRコード
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 子育て支援や子どもの感性を育む事業などをしているNPO南紀こどもステーション(田辺市)が「南紀子育て大調査プロジェクト」と銘打ち、大規模なアンケートを始めた。4300人を目標に来年3月末まで半年ほどかけて声を集め、複雑化・多様化している子育ての課題を洗い出す。榎本順子副理事長(55)は「子どもたちの未来は、地域の未来でもある。子育てに関わる全ての人に答えてもらえればありがたい」と呼びかけている。

 アンケートを通して子育ての「今」の課題、必要な支援を浮かび上がらせ、行政や支援団体、企業などと共有し、今後の子育て支援やまちづくりに生かすことが目的。

 同NPOは行政の委託を受け、田辺、みなべ、上富田、白浜、すさみの5市町で、子育てを手助けしてほしい保護者と支援できる人とを橋渡しする田辺市ファミリー・サポート・センター「きっずぱーく」を運営している。アンケートは5市町を中心に、紀南地方の子どもの保護者や祖父母ら4千件、支援者200件、企業100件を目標に行う。基本的に匿名で回答してもらう。

 紀南を拠点にしたクリエイター集団・TETAU(テタウ)の協力で、先月からインターネットでのアンケートを始めた。10月上旬には用紙に記入してのアンケートも始める。

 質問項目は、7月から子育て支援団体の代表や子育て中の保護者らと会合を重ねて練り上げてきた。

 子育て中の人に対しては「経済・収入・仕事」「周囲の協力・理解」「子育て情報」「子どもと一緒に過ごす時間・場所」「子どもの放課後・休みの過ごし方」「発達・学習・教育」などについて聞いている。

 支援者や支援団体には、実際に支援していて感じる課題やその課題を解決するために必要なものなど、企業向けには社員の子育てに貢献できる制度、社員の子育てで課題に感じていること、顧客に提供している子育てサービスなどについて回答してもらう。

 アンケートのURLはhttps://good.tetau.jp/survey/。QRコードを読み込んでも回答できる。

 問い合わせは、南紀こどもステーション(080・2414・0631)へ。
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