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「知事選に専念」 岸本氏が衆院議員辞職

知事選を前に、衆院議員を辞職したと発表する岸本周平氏(1日、和歌山市で)
知事選を前に、衆院議員を辞職したと発表する岸本周平氏(1日、和歌山市で)
 任期満了に伴う和歌山県知事選(11月27日投開票)に立候補を表明している岸本周平氏(66)が1日、細田博之衆院議長に衆院議員の辞職願を提出し、受理されたことを明らかにし、「今後は知事選の運動に専念したい」と述べた。

 岸本氏は国民民主党所属の衆院議員=和歌山1区=だったが、5月に知事選への立候補を表明、7月に離党し、無所属として活動していた。和歌山市で記者会見を開いた岸本氏は「昨年10月の衆院選で、国政に送り出していただいた責任があるので、できるだけ国会活動をしたいと思ってきた。あと2カ月、知事選挙のための運動をしたい」と話した。

 自民党と公明党に推薦願を出しているが、まだ推薦は得られていない状態で、他党に推薦願を出すかどうかは今後、検討したいという。自民党内で意見が割れ、独自候補擁立の動きも出ていることについては「誰が相手になるか考えてもしょうがないので、自分ができることをやりたい」と話した。

 安倍晋三元首相の国葬に賛否があることについては「安倍さんの功績が大きいことは誰もが評価しているが、なぜ国葬でなければならないかについて、岸田(文雄)首相が直接説明し、国民が納得するという手続きを踏むことが大事」と話した。政治家と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係が問題になっていることにも触れ「(私は)応援や資金的支援を受けたことは一切ない。ただ、祝電など、全く関わっていないのかについては、資料がないので分からない」と述べた。

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