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串本町へ100万円寄付 東京の企業がふるさと納税

串本町に企業版ふるさと納税で100万円を寄付したリライアブルの守脇賢胤代表(右)と田嶋勝正町長=和歌山県串本町サンゴ台で
串本町に企業版ふるさと納税で100万円を寄付したリライアブルの守脇賢胤代表(右)と田嶋勝正町長=和歌山県串本町サンゴ台で
 地方自治体による地方創生の取り組みを支援する「企業版ふるさと納税」制度で、総合人材サービス業「リライアブル」(東京都)が和歌山県串本町に100万円を寄付し、このほど、感謝状の贈呈式があった。寄付金は町が、同町田原にできる日本初の民間小型ロケット発射場「スペースポート紀伊」を生かして地域活性化を推進する事業に活用するという。

 寄付を希望する企業と自治体をつなぐ企業「企業版ふるさと納税マッチングサポート」(東京都)によると、リライアブルの守脇賢胤代表取締役(48)は以前から、ゆかりのある自治体に新型コロナウイルスの感染対策グッズを寄付するなどの社会貢献活動をしている。企業版ふるさと納税制度にも関心を持ってマッチングサポートに相談があり、守脇代表の先祖が橋本市出身であることから同じ県内である串本町の「ロケット推進プロジェクト」を紹介。興味を持ち応援することになったという。

 同町サンゴ台の町役場で寄付目録の受贈と感謝状の贈呈式があり、守脇代表が「先祖が橋本市で、いつか和歌山県に足を運びたいという思いがすごくあり、ありがたい機会を頂いた。ご縁を持つことができた串本町の今後の地域活性化をとても楽しみにしている。普段いる新宿からエールを送り続けていきたい」とあいさつした。

 田嶋勝正町長は「串本は都心から離れているが、高速道路が延びてきて、ロケットも今年12月には打ち上がるのではないかという段取りで、まだまだ伸び代のある町。多くの観光客にお訪ねいただいた時に整備しなければならない施設が出てくるので、そこに充てさせていただけたら。信頼関係を築き、長いお付き合いを」と感謝。同町西向にある旧古座分庁舎内に整備した「古座サテライトオフィス」も積極的にアピールしていた。

 同町への企業版ふるさと納税は4件目という。

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