校舎屋上にヘリサイン 田辺市内の4小学校、災害時の目印に
南海トラフ地震など大規模災害発生時に、救援ヘリコプターが上空から場所を確認できるよう学校名を記した「ヘリサイン」が、田辺市内の4小学校の屋上に設置された。市内では初めて。寄付した県公共嘱託登記土地家屋調査士協会が9日、真砂充敏市長に目録を贈った。
同協会の公益事業の一環で、大規模災害時に土地勘のないパイロットでも、空路からの救援活動をスムーズにできるよう取り組んでいる。設置したのは田辺東部、稲成、田辺第三、芳養の4校。津波浸水想定域内に隣接した高台にあることなどから選んだ。
ヘリサインは緑色で、白色の反射フィルムを張り付けて文字を表示している。1文字が縦横約4・5メートル。夜間でもサーチライトなどで反射するため、視認しやすい。測量の基準となる登記基準点も併せて設置しており、位置情報も公開される。
この日、贈呈式が市役所であり、同協会の吉田秀幸理事長と宮井一好副理事長が、真砂市長に目録を手渡した。
真砂市長は「紀伊半島大水害(2011年)では幹線道路が寸断された。田辺市は広く、大規模災害時の救援や復旧・復興で、空からの支援が重要になる。ヘリサインが大きな役割を果たすと期待している」と感謝した。
協会によると、寄贈は有田市の小学校に続いて2例目。吉田理事長は「普段は目にする機会がないものだが、空からの目印として有効。今後、沿岸部の全域に広げていきたい」と話した。
同協会の公益事業の一環で、大規模災害時に土地勘のないパイロットでも、空路からの救援活動をスムーズにできるよう取り組んでいる。設置したのは田辺東部、稲成、田辺第三、芳養の4校。津波浸水想定域内に隣接した高台にあることなどから選んだ。
ヘリサインは緑色で、白色の反射フィルムを張り付けて文字を表示している。1文字が縦横約4・5メートル。夜間でもサーチライトなどで反射するため、視認しやすい。測量の基準となる登記基準点も併せて設置しており、位置情報も公開される。
この日、贈呈式が市役所であり、同協会の吉田秀幸理事長と宮井一好副理事長が、真砂市長に目録を手渡した。
真砂市長は「紀伊半島大水害(2011年)では幹線道路が寸断された。田辺市は広く、大規模災害時の救援や復旧・復興で、空からの支援が重要になる。ヘリサインが大きな役割を果たすと期待している」と感謝した。
協会によると、寄贈は有田市の小学校に続いて2例目。吉田理事長は「普段は目にする機会がないものだが、空からの目印として有効。今後、沿岸部の全域に広げていきたい」と話した。