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ホテル事業者が決定 田辺駅近くの市有地活用

ホテル事業での活用が決まっている市有地(田辺市高雄2丁目で)
ホテル事業での活用が決まっている市有地(田辺市高雄2丁目で)
 田辺市は27日、JR紀伊田辺駅近くにある市有地(高雄2丁目)を活用してホテルを整備、運営する事業者が決まったと明らかにした。30日に基本協定を締結する。

 事業者は、同市新万の「田辺土地開発」(米澤節代表取締役)。米澤代表取締役は市内で会計事務所を経営しており、今回の応募に向けて新たに会社を設立したという。市が4月1~28日に公募したところ、手を挙げたのがこの1社だけだった。

 市有地は、駅北西側の線路沿いにある旧国鉄田辺駅宿舎跡地(約4千平方メートル)。市が30年近く前に取得し、駅前の再開発用地などとして活用を検討してきたが、これまで事業化には至っていなかった。

 市は、民間ならではの知恵や発想を生かして中心市街地の活性化につなげようと、昨年9月に活用方法のアイデアを募集。田辺土地開発から提案があった「ホテルを整備する」案を採用した上で、改めて実施事業者を公募していた。

 市は同社に有償で土地を貸し付ける。賃貸借料は不動産鑑定士による土地鑑定評価に基づき、年間272万4千円となっている。

 ホテルの開業は2023年度内の見込み。
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