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紫色の希少な梅収穫 JA紀南管内でパープルクィーン

JA紀南の選果場で荷受けした、紫色の果皮が特徴のパープルクィーン(田辺市下三栖で)
JA紀南の選果場で荷受けした、紫色の果皮が特徴のパープルクィーン(田辺市下三栖で)
 JA紀南管内で栽培されている希少な小梅「パープルクィーン」の収穫が始まっている。濃い紫色の果皮が特徴で、梅酒や梅ジュースにすると、果汁が透き通ったピンク色に染まる。

 田辺市中三栖の農家が小梅の「白王」の枝変わりとして見つけ、1996年に品種登録された。2005年、同JAが農家から育成権を譲り受けた。田辺市の三栖地域や上富田町などで栽培されている。

 JA紀南は17日から荷受けを始めた。6月上旬ごろまで続く。昨年の出荷量は約70トンで、今年はそれよりは少なくなる見込み。関東や関西の市場などに出荷する。開花期が遅かったことやその後の低温などで、生育は例年に比べると遅れているという。

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