修学旅行、県内が人気 和歌山
2021年度に修学旅行で和歌山県内を訪れた小中高校は575校に上り、記録を取り始めた18年度以来、最多となった。県の観光メニュー「ほんまもん体験」が人気であるほか、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、県内や近隣府県からの来訪が増えた影響とみられる。
コロナ禍で修学旅行の目的地を遠方から近場に変更した学校が多くなる動きを捉え、県は20年度から近隣地域の学校関係者などに重点的に働き掛けている。
県内に修学旅行で訪れた校数は、18年度は99校(国内63校、海外36校)、19年度は135校(国内85校、海外50校)。20年度は海外からの訪問はなかったが、国内が451校(県内293校、県外158校)と急増した。21年度はさらに上回り、県内校が319校、県外校は256校となった。
県によると、これまで県内の小学校は大阪や京都、奈良、中学校は東京などを訪れることが多かったが、コロナ禍を踏まえ、多くが行き先を県内に変更。21年度は県内の小学校の約8割、中学校の約6割が県内で修学旅行をした。
これまでは関東圏や中国地方などからもあったが、県外からは、21年度は三重県70校、奈良県46校、大阪府26校など近隣がほとんどを占めた。
修学旅行での観光体験の需要が高まっているのを受け、県の自然や文化、伝統産業などを体験しながら学んでもらう「ほんまもん体験」が好評なことも訪問校が増えている要因の一つ。
21年度も学校の多くが紀南を訪問。みなべ町での梅干し・梅ジュース作り、田辺市での熊野古道ウオーク、串本町でのシーカヤックなど紀南の体験メニューが人気だったという。
県によると、県内の学校からは「地元でも知らなかった素晴らしい魅力があり、体験を通じて再認識できた」などとの好意的な感想があった。今後はかつて県内を訪れていた遠方の学校も含め、県内誘致に力を入れたいとしている。
コロナ禍で修学旅行の目的地を遠方から近場に変更した学校が多くなる動きを捉え、県は20年度から近隣地域の学校関係者などに重点的に働き掛けている。
県内に修学旅行で訪れた校数は、18年度は99校(国内63校、海外36校)、19年度は135校(国内85校、海外50校)。20年度は海外からの訪問はなかったが、国内が451校(県内293校、県外158校)と急増した。21年度はさらに上回り、県内校が319校、県外校は256校となった。
県によると、これまで県内の小学校は大阪や京都、奈良、中学校は東京などを訪れることが多かったが、コロナ禍を踏まえ、多くが行き先を県内に変更。21年度は県内の小学校の約8割、中学校の約6割が県内で修学旅行をした。
これまでは関東圏や中国地方などからもあったが、県外からは、21年度は三重県70校、奈良県46校、大阪府26校など近隣がほとんどを占めた。
修学旅行での観光体験の需要が高まっているのを受け、県の自然や文化、伝統産業などを体験しながら学んでもらう「ほんまもん体験」が好評なことも訪問校が増えている要因の一つ。
21年度も学校の多くが紀南を訪問。みなべ町での梅干し・梅ジュース作り、田辺市での熊野古道ウオーク、串本町でのシーカヤックなど紀南の体験メニューが人気だったという。
県によると、県内の学校からは「地元でも知らなかった素晴らしい魅力があり、体験を通じて再認識できた」などとの好意的な感想があった。今後はかつて県内を訪れていた遠方の学校も含め、県内誘致に力を入れたいとしている。