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GW3年ぶりにキャンプ場 串本・望楼の芝、古座川には車中泊施設

潮岬望楼の芝キャンプ場に張られたテント。美しい天の川が見られるのも魅力の一つ(2日未明、和歌山県串本町潮岬で)=露出時間25秒
潮岬望楼の芝キャンプ場に張られたテント。美しい天の川が見られるのも魅力の一つ(2日未明、和歌山県串本町潮岬で)=露出時間25秒
南紀月の瀬温泉ぼたん荘にオープンした車中泊施設「RVパーク」(和歌山県古座川町月野瀬で)
南紀月の瀬温泉ぼたん荘にオープンした車中泊施設「RVパーク」(和歌山県古座川町月野瀬で)
 ゴールデンウイーク(GW)を迎え、和歌山県串本町にある潮岬望楼の芝キャンプ場に京阪神などから観光客が続々と訪れている。コロナ禍のため同キャンプ場の開設は5カ月ぶりで、GW期間中は3年ぶり。古座川町ではGWに合わせ車中泊施設がオープンした。


 串本町産業課によると、キャンプ場は広さ約2万平方メートルで、地域住民でつくる潮岬望楼の芝管理運営委員会が運営している。

 昨年11月の土日曜・祝日に開設してからは新型コロナウイルスの影響で閉鎖していたが、GWに合わせて4月28日から5月5日まで開設。GWに運営するのは2019年以来という。

 2日午前9時ごろには、キャンプ場に約20のテントが設営されており、会社の同僚と訪れたという大阪府の男性(53)は「ここでキャンプをしたのは初めて。4月30日から2泊したが、海が見え、星もきれいで開放感があって良かった。またぜひ訪れたい」と満喫していた。

 キャンプ場の受付担当者は「GWの前半は天気があまり良くなかったのでお客さんは少なめだと感じたが、後半はおおむね好天になりそうなので訪れる人が増えるのではないか」と話していた。

 GW終了後は7月16~18日、8月10~15日、9月16~19日と22~25日、10月7~10日、11月2~6日の開設を予定している。

 キャンプ場は施設の維持管理のため、小学生以上1人当たり1泊千円の清掃協力金が必要。事前予約はできない。

 問い合わせは町産業課(0735・62・0557)へ。


■車中泊用「RVパーク」 古座川のぼたん荘

 古座川町月野瀬にある南紀月の瀬温泉ぼたん荘ではGW初日の4月29日、キャンピングカーなどによる車中泊が楽しめる専用施設「RVパーク」がオープンした。

 ぼたん荘は町が整備した施設で、指定管理者として「古座川ふるさと振興公社」が運営。町は、コロナ禍の中、他人との「密」を避けられる車中泊の人気が高まっていることから、需要に対応して観光振興につなげたいと専用施設を整備した。

 「いろり館」横に電源設備を備えた13区画(7メートル×5メートルが8区画、7メートル×6メートルが2区画、5メートル×5メートルが3区画)を造った。利用料は1区画1台3千円。利用者への優待もあり、大人の場合だと日帰り入浴と比べて200円安い500円で、午後1時~11時と午前6時~8時半に温泉を何度でも利用できるほか、ごみの回収、たき火台やまき、炭などのレンタル・販売といった有料のサービスも始めた。

 担当者は「利用される方の声を聞きながらサービスを充実させていきたい。紀南観光の拠点として活用していただければ」と話している。

 問い合わせ、申し込みは、ぼたん荘(0735・72・0376)へ。

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