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今年も4月から聖地巡礼バス 高野山と熊野を結ぶ

高野山と熊野を結ぶ「聖地巡礼バス」
高野山と熊野を結ぶ「聖地巡礼バス」
 和歌山県にある世界遺産の高野山と熊野を結ぶ「聖地巡礼バス」が、今年も4月から運行する。新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、昨年と同様、春と秋の行楽シーズンに期間を限定。インターネットサイトなどで予約を受け付けている。

 聖地巡礼バスは、二大聖地を直結する路線バスとして南海りんかんバスと龍神自動車が運行。関係自治体などでつくる紀伊半島外国人観光客受入推進協議会が運行を支援している。

 例年は4~11月、高野山駅前(高野町)―本宮大社前(田辺市本宮町)を平日に1往復、土日曜・祝日に2往復して運行。2019年には過去最多の年間4017人が利用し、うち外国人の割合が半数超を占めていた。

 しかし、20年は新型コロナの影響で運休が続き、年間利用者数が493人と大幅に減少。21年は当初から春と秋に限って運行し、利用者は458人だった。

 今年は、期間を4月1日~5月31日、9月1日~11月30日の計152日間に設定。1日1往復で運行する。

 聖地巡礼バスの大人1人の運賃は、高野山駅前―本宮大社前5千円、高野山駅前―季楽里龍神・龍神温泉(田辺市龍神村)2900円、季楽里龍神・龍神温泉―本宮大社前2500円。6~12歳は半額。

 インターネットサイトなどで予約を受け付けているが、空席があれば当日に乗ることもできる。

 田辺市観光振興課の担当者は「外国人観光客の回復はまだ見通せないが、高野山と熊野を結ぶバスルートを確保しておくことが重要。感染状況を見ながら、国内客にも積極的に利用してほしい」と呼び掛けている。

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