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田辺市に非接触体温計70個 田辺ロータリーが寄贈

田辺ロータリークラブの玉井洋司会長(右)から目録を受け取った真砂充敏市長(左から2人目)=田辺市長室で
田辺ロータリークラブの玉井洋司会長(右)から目録を受け取った真砂充敏市長(左から2人目)=田辺市長室で
 新型コロナウイルスの感染拡大防止に役立ててもらおうと、田辺ロータリークラブ(玉井洋司会長)は9日、和歌山県田辺市に非接触型の体温計70個を寄贈した。市は市立の小中学校と幼稚園、全43校・園に配備する。


 新型コロナ感染の「第6波」では、10代以下に感染が広まっている。田辺ロータリークラブではこれまで、子どもたちにさまざまな体験の場を提供してきたが、コロナ禍で集まるのが難しく、今一番必要なものとして選んだ。

 体温計はスタンド付きで子どもが体温計に近づくだけで、測定できる。37度など設定した体温に達した場合、アラームが鳴る機能もあり、教職員の確認の負担も軽減できると期待している。

 この日、玉井会長ら役員が市長室を訪れ、真砂充敏市長に目録を手渡した。真砂市長は「感染者の数は一気には減らない。感染拡大防止にはまず体温チェックが欠かせない。非常にタイムリーな寄贈でありがたい」と感謝した。

 田辺ロータリークラブは、みなべ町と上富田町にも非接触型体温計を寄贈する予定。

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