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オンラインで椿地区の活性化策発表 大経大の学生が多彩に

オンライン形式で開かれた発表会の画面(大阪経済大学提供)
オンライン形式で開かれた発表会の画面(大阪経済大学提供)
 大阪経済大学(大阪市)の学生が考えた和歌山県白浜町椿地区の活性化策を住民らに発表する催しがこのほど、オンライン形式であった。「旧小学校を会場にしたイベントの開催」や「湯治に体験企画を加えてPRする」といったアイデアが出た。


 大経大と町が2020年1月に連携協定を結んだことをきっかけにした企画。三つのゼミを受講する3年生の計32人が21年6月以降、椿地区の魅力や課題、振興策を考えてきた。学生は何度か現地を訪ねる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で、来訪は10月の1度だけになった。

 学生からの発表では「若い世代を意識して、SNS(会員制交流サイト)で宿泊施設ごとの公式アカウントを設けるべきだ」や「移動手段として地区で使われていない自転車を使えないか」という内容もあった。

 画面越しに多彩な提案を聞いた井澗誠町長は「活性化策を真剣に考えてくれた学生の熱意に感激した。頂いた発想、アイデアを活用したいし、今後も大学生の若い力を借りたい」と話した。

 大経大の山本俊一郎学長は「もっと現地に入って活動したかったという思いはあるが、それぞれのゼミの〝色〟は出ていた」と評価しつつ「座学だけではなく実践も大切にしたい。(学生たちのアイデアの)実現に向けて今後も取り組みたい」と語った。

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