3月20日に全線開通 事業化25年の田辺西バイパス
国土交通省は、和歌山県田辺市芳養町を通る田辺西バイパスの未開通区間(1・6キロ)が3月20日午後3時から利用できるようになると発表した。事業化から25年での全線開通となる。今回の開通区間と並行する国道42号で起こる混雑の緩和や、住民の利便性向上につながると期待している。
田辺西バイパスは、田辺市稲成町と同市芳養町を結ぶ総延長3・8キロ。阪和自動車道と紀勢自動車道の南紀田辺インターチェンジ(IC)周辺の600メートルは2007年11月に、同IC付近から県道芳養清川線までの1・6キロは14年3月に、それぞれ開通した。
紀南河川国道事務所(田辺市中万呂)は、期待できる効果として「災害時の交通確保」も挙げる。並行する国道42号では、南海トラフ巨大地震に伴う津波による浸水が想定されている区間があるが、新たに開通する1・6キロでは橋を3本架けることで、これを回避しているという。避難路も3カ所に設ける。
新たに開通する区間では、国道42号との合流地点と、その近くの計2カ所に信号機付きの交差点ができる。片側1車線。3・8キロの総事業費は305億円という。
開通について、仁坂吉伸知事は「喜ばしい限り。地域経済の発展が大いに期待できる」とコメントを出した。
田辺西バイパスは、田辺市稲成町と同市芳養町を結ぶ総延長3・8キロ。阪和自動車道と紀勢自動車道の南紀田辺インターチェンジ(IC)周辺の600メートルは2007年11月に、同IC付近から県道芳養清川線までの1・6キロは14年3月に、それぞれ開通した。
紀南河川国道事務所(田辺市中万呂)は、期待できる効果として「災害時の交通確保」も挙げる。並行する国道42号では、南海トラフ巨大地震に伴う津波による浸水が想定されている区間があるが、新たに開通する1・6キロでは橋を3本架けることで、これを回避しているという。避難路も3カ所に設ける。
新たに開通する区間では、国道42号との合流地点と、その近くの計2カ所に信号機付きの交差点ができる。片側1車線。3・8キロの総事業費は305億円という。
開通について、仁坂吉伸知事は「喜ばしい限り。地域経済の発展が大いに期待できる」とコメントを出した。