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古道4王子にキャラ設定 印南町で面と衣装お披露目

面と衣装がお披露目された四つの王子のキャラクター(12日、和歌山県印南町印南で)
面と衣装がお披露目された四つの王子のキャラクター(12日、和歌山県印南町印南で)
 和歌山県印南町にある熊野古道の四つの王子それぞれに設定したキャラクターを身近に感じてもらおうと、町文化協会のメンバーでつくる「印南町の伝承文化を楽しむ会」が、各キャラクターの面と衣装を作った。同町印南の町公民館で12日、お披露目会を開いた。

 王子を観光に生かすため町が叶王子(印南)、斑鳩王子(同)、切目王子(西ノ地)、中山王子(島田)の「印南王子カード」を作製。カードには、各王子からイメージしたキャラクターを描いた。同町印南のJR印南駅前に御坊中央ライオンズクラブが王子の案内板を設けた際も、キャラクターの絵を添えるなど、王子のPRに活用している。

 このキャラクターをいろいろな場面で活用できたらと、伝承文化を楽しむ会が面と衣装を作った。お披露目会では各王子について解説し、キャラクターの成り立ちや衣装の特徴などを紹介した。

 面や衣装は今後、イベントの際に試着体験などをして、王子の歴史などを知ってもらうきっかけにするという。



 この日は、誕生から今年で88年を迎えた印南音頭の「米寿」のお祝い会もした。

 印南音頭は同町出身の音楽家、丸田大雅が1933(昭和8)年に作詞作曲した。

 お祝い会では、音頭を継承、活用してきた経過を写真で振り返りながら、新型コロナで行事の自粛が続いた今年の踊り納めとして、印南音頭を流して踊りを披露した。
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