富田川で県内2度目の確認 ソリハシセイタカシギ飛来
和歌山県白浜町を流れる富田川に13日、国内で確認例が少ない渡り鳥ソリハシセイタカシギ(セイタカシギ科)1羽が飛来した。特徴のあるそり上がったくちばしを左右に大きく振りながら餌を探していた。県内では4年ぶり2回目の確認。
この鳥は全長40センチほど、羽を広げると70センチ前後もある。ヨーロッパや中央アジアなどで繁殖し、アフリカやインド西部、中国南部などで越冬する。日本では数少ない旅鳥で、局地的に記録がある程度。河川敷や干潟、埋め立て地の水たまりなどで、甲殻類や軟体動物などの幼生、昆虫類の幼虫などを食べる。
今回この鳥を見つけたのは、日本野鳥の会県支部幹事の山根弘士さん=田辺市上秋津。秋から冬にかけて行っている月1回のカモ調査で同日午前7時すぎ、富田川を訪れていた。水際で首を振りながら歩き回る見慣れない鳥を発見。白黒で特徴のある体色だったためすぐにソリハシセイタカシギだと分かったという。
30年以上前から紀南の野鳥の観察を続けている県支部幹事の津村真由美さん=田辺市秋津町=は「渡りの途中に寄り道したのだろう。いつか紀南で確認したいと思っていた野鳥の一つなので、非常にうれしい」と話している。
県内では2017年4月に和歌山市の紀ノ川六十谷橋付近で1羽が確認されている。
この鳥は全長40センチほど、羽を広げると70センチ前後もある。ヨーロッパや中央アジアなどで繁殖し、アフリカやインド西部、中国南部などで越冬する。日本では数少ない旅鳥で、局地的に記録がある程度。河川敷や干潟、埋め立て地の水たまりなどで、甲殻類や軟体動物などの幼生、昆虫類の幼虫などを食べる。
今回この鳥を見つけたのは、日本野鳥の会県支部幹事の山根弘士さん=田辺市上秋津。秋から冬にかけて行っている月1回のカモ調査で同日午前7時すぎ、富田川を訪れていた。水際で首を振りながら歩き回る見慣れない鳥を発見。白黒で特徴のある体色だったためすぐにソリハシセイタカシギだと分かったという。
30年以上前から紀南の野鳥の観察を続けている県支部幹事の津村真由美さん=田辺市秋津町=は「渡りの途中に寄り道したのだろう。いつか紀南で確認したいと思っていた野鳥の一つなので、非常にうれしい」と話している。
県内では2017年4月に和歌山市の紀ノ川六十谷橋付近で1羽が確認されている。