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4陣営、街頭演説に熱 最終盤の衆院和歌山3区

衆院選和歌山3区の立候補者の顔が並ぶポスター掲示板(和歌山県田辺市内で)
衆院選和歌山3区の立候補者の顔が並ぶポスター掲示板(和歌山県田辺市内で)
 衆院選の投開票が31日に迫っている。和歌山3区は過去最多の4人が立候補しており、最終盤に向けて各陣営とも支持の拡大を図り、票の掘り起こしや、地盤固めに躍起になっている。


 3区は新党くにもり新顔の本間奈々氏(52)、自民前職の二階俊博氏(82)、共産新顔の畑野良弘氏(61)、無所属新顔の根来英樹氏(51)の4人が議席を争っている。

 本間氏は、各地で街頭演説をし、力強く政策を訴えている。陣営は「訴えている内容を聞いてくれた人は、共感してくれる人が多いようだ」と手応えを感じている。聴衆の反応から「反自民の機運が高まっている。投票率も上がるのではないか」とみている。

 30日は田辺市や御坊市などを回る予定。

 二階氏は「政治の原点は故郷」を前面に、不在がちだった前回選挙から一転、各地を回っている。23日には本人不在で開催予定だった田辺市での演説会に急きょ出席。以降も連日、演説会を開いており、陣営は「士気が一気に高まった」と手応えを感じている。

 30日は田辺市と御坊市で演説会を開く。

 畑野氏は全域を広く回り、1日十数カ所で街頭演説をして、支持拡大を図っている。野党統一候補であるとアピール。陣営では「感触は良い。これまでの国政選挙以上の得票も期待できる。投票率は高ければ高いほど野党側に有利だろう」と話している。

 30日は田辺市や白浜、上富田両町を回り、声を届ける。

 根来氏は各地で街頭演説するとともに、自分で掲示板に選挙ポスターを張って回った。ツイッターでも街頭演説の動画をあげてアピール。根来氏は「声を掛けてくれる人もいるが、正直手応えは分からない。投票率は前回より下がるのではないか」と話す。

 30日は田辺市と新宮市で街頭演説する予定。

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