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スポーツ合宿増加 南紀エリア、上半期は3倍

8チームが参加した全国大学女子硬式野球選手権大会(9月、和歌山県上富田町朝来の上富田スポーツセンター野球場で)
8チームが参加した全国大学女子硬式野球選手権大会(9月、和歌山県上富田町朝来の上富田スポーツセンター野球場で)
 南紀エリアスポーツ合宿誘致推進協議会は、4~9月(上半期)にスポーツ合宿で和歌山県外から2万6177人を受け入れたと発表した。前年同期の8913人に比べて約3倍(293・7%)に増えた。昨年度は新型コロナウイルスの影響で落ち込んだが、本年度は感染対策を徹底した上で合宿や大会を開いている。


 協議会は、田辺市とみなべ、上富田、白浜、すさみ、串本の5町、県などで構成する。

 上半期に合宿を受け入れた人数は、市町別では田辺市が1万3275人(前年同期比240%)、上富田町6224人(同305%)、白浜町5176人(同1163%)、串本町1196人(同346%)、すさみ町306人(同158%)。みなべ町は昨年度の上半期に360人を受け入れたが、本年度の上半期は主な施設の千里ケ丘球場で県外からの野球の合宿がなかったため、ゼロだった。

 新型コロナの影響で、4月以降の合宿キャンセルが147団体、3万3千人に上った。一方、合宿計画を見直す中で、緊急事態宣言などの対象に含まれていない南紀エリアを新たな合宿先に選んだ団体もあったという。

 上富田町では7月、東京五輪に出場する男子サッカーのホンジュラス代表チームが事前合宿をした。白浜町では、7月に近畿高校ソフトテニス選手権を開催。串本町では、9月にジャパンラグビートップリーグのNTTドコモレッドハリケーンズが3年ぶりに合宿した。いずれも無観客や非公開にした。

 田辺市と上富田町では9月、全国大学女子硬式野球選手権大会が昨年に続いて開かれた。原則無観客で、主催者側は感染症対策のガイドラインに沿って大会を運営した。

 協議会事務局の西牟婁振興局企画産業課は「コロナ禍の中、ダイレクトメールの送付やウェブ会議を活用して受け入れ人数の増加に努めている。感染対策を徹底し、安全な合宿・大会の実施を目指す」と話している。

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