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熱中症対策で体育館にエアコン みなべ町、災害時にも活用

エアコン設置と外装改修が計画されている上南部中学校の体育館(和歌山県みなべ町東本庄で)
エアコン設置と外装改修が計画されている上南部中学校の体育館(和歌山県みなべ町東本庄で)
 和歌山県みなべ町は、町内全3中学校の体育館にエアコンを設置する。工事請負費1億3300万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を、9月1日開会の町議会9月定例会に提案する。県教育委員会によると、小中学校の体育館でエアコンを設置しているのは県内で14施設と少ないという。


 設置を計画しているのは南部、上南部、高城の3中学校。3中学校とも災害時の避難所になっており、学校の授業やクラブ活動で使うだけでなく、避難した住民の熱中症対策なども考慮し設置するという。

 教室のエアコンは中学校が2017年度、小学校が18年度に設置している。

 体育館でのエアコン設置は、小谷芳正町長が5年前の町長選で公約に掲げていた施策の一つで「教室に続いて設置を考えていた。子どもの健康のために必要。冬場に避難所として利用する場合、暖房もできるので役立つ」と強調する。

 3中学校の予算の内訳は南部中5490万円、上南部中3950万円、高城中3860万円。

 3中学校のうち、上南部中学校の体育館は築後50年ほど経過していることから、外装改修工事も同時にする計画。予算は3091万円。

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