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飲食店にお盆の休業呼び掛け 新型コロナ感染拡大で新宮市

 クラスター(感染者集団)の発生などで新型コロナウイルスの感染が広がっている和歌山県新宮市は、感染拡大を防止するため、お盆期間中(12~16日)、市内の飲食店や遊興施設に休業への協力を呼び掛ける。6日に記者会見を開いて発表した。


 市内のスナックで発生したクラスターは6日現在で29人が感染。直近1週間の人口10万人当たりの感染者数は、県内が25・3人で、新宮保健所管内は県内保健所では最多の67・3人となっている。

 休業要請の対象は、居酒屋、カラオケボックス、バーなど約500店舗。5日間の休業で、10万円の協力金を支給する。休業する店は、市に事前登録し、「休業のお知らせ」のチラシを店舗外側に掲示。休業期間中、市職員が店舗を見回り調査し、休業していないことが分かれば、協力金を給付しない場合もあるという。

 また、この日の記者会見で、市医師会の協力で、ワクチン接種計画を1カ月前倒しすることも発表した。

 記者会見で田岡実千年市長は「新宮保健所管内での、クラスターを中心とした感染拡大を非常事態と受け止めている。この1、2週間が感染拡大を防ぐ非常に重要な期間。間近にお盆を控え、人流も盛んになる時だが、どうか市民の皆さまには感染リスクを回避した慎重な行動をお願いします」と呼び掛けた。

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