ユビナガコウモリ子育てピーク 白浜の洞窟に3万匹
紀伊半島最大のユビナガコウモリ(ヒナコウモリ科)の保育拠点となっている和歌山県白浜町の海食洞で、子育てがピークを迎えている。夜に町中で餌の虫を求めて飛び交う姿が見られる。子どもを含めると最大3万匹ほどの群れになるという。
前腕長50ミリ前後、重さ15グラム前後の中形のコウモリ。体毛は焦げ茶色。狭くて長い翼を持ち、飛ぶ力が強い。日没のころ、洞窟から猛スピードで飛び出し、外灯や民家の周りなどで餌を捕る。
この洞窟には6月中旬から妊娠した雌が飛来して出産と子育てをする。7月下旬から子どもが飛び始め、8月中旬から他の洞窟へ移動する。
ユビナガコウモリは県のレッドデータブックで準絶滅危惧に分類される希少哺乳類。この洞窟は地元で通称「こうもり穴」と呼ばれ、繁殖洞として町の天然記念物に指定されている。
前腕長50ミリ前後、重さ15グラム前後の中形のコウモリ。体毛は焦げ茶色。狭くて長い翼を持ち、飛ぶ力が強い。日没のころ、洞窟から猛スピードで飛び出し、外灯や民家の周りなどで餌を捕る。
この洞窟には6月中旬から妊娠した雌が飛来して出産と子育てをする。7月下旬から子どもが飛び始め、8月中旬から他の洞窟へ移動する。
ユビナガコウモリは県のレッドデータブックで準絶滅危惧に分類される希少哺乳類。この洞窟は地元で通称「こうもり穴」と呼ばれ、繁殖洞として町の天然記念物に指定されている。