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南部シニアが県代表に 中学硬式野球西日本大会

リトルシニア中学硬式野球の西日本選手権大会和歌山ブロック予選で優勝した南部リトルシニア
リトルシニア中学硬式野球の西日本選手権大会和歌山ブロック予選で優勝した南部リトルシニア
 日本リトルシニア中学硬式野球協会主催の第11回西日本選手権大会和歌山ブロック予選が6月20、26日、和歌山県有田川町の有田吉見グラウンドであり、みなべ町の南部リトルシニアが優勝した。本戦出場に向け、10日に奈良県代表チームと代表決定戦をする。

 和歌山ブロック予選は6チームが出場し、トーナメントで戦った。1回戦は優勝候補筆頭の紀州由良と対戦。1回に先制を許し、3回に1番杉本の2点本塁打、4回には5番廣岡の満塁本塁打で一気に加点したが、6回に追い付かれ、タイブレークに突入した。1点を加えた南部が7―6で接戦をものにした。

 続く準決勝は、日本選手権の和歌山代表となっている粉河と対戦。3回に先制を許したが、4回に7番脇田の二塁打などで4点を加えて逆転し、7回にはダメ押しの2点を挙げた。投げては眞田と伊藤の継投で逃げ切り、6―3で勝った。

 決勝は、強豪和歌山を破って勝ち上がってきた有田と対戦。ここでも1回に先制されたが、3回に打線が爆発し、1番杉本の満塁本塁打などで大量8点を加えた。5回にも6番中元の2点本塁打などで7点加え、15―3で5回コールド勝ちした。

 橋本昌幸監督は「初戦で、今のチームが公式戦で一度も勝てていない由良に勝利したのが大きい。それで波に乗り、3年生を中心にしっかりバットを振り、打ち勝つことができた。守りではエースの体調が十分ではなかったが、2、3、4番手の成長もあり、みんなの力で予選突破にこぎ着けた」と振り返った。

 西日本選手権大会での和歌山、奈良との代表決定戦は、新型コロナにより初めての開催。その前の3日に、日本野球連盟など主催の全国大会「ジャイアンツカップ」への出場権を懸けて和歌山市の紀三井寺球場で奈良県代表チームと戦うことになっており、橋本監督は「まずはジャイアンツカップで3年ぶりの全国出場を果たしたい。続けて西日本選手権の代表権も取りたい」と意気込む。部員25人のうち9人いる3年生にとって、この2大会が最後の大きな大会になり、主将の杉本一世選手(南部中学校3年)は「勝つことしか考えていない。是が非でも本戦に進みたい」と力強く語った。

 南部のメンバーは次の皆さん。

 杉本一世、中元煌翔、新結百、植快成、白石泰海、伊藤怜矢、脇田侑、南晟太郎、廣岡秀真、眞田侑和、田中悠心、樫本旬夏、下村弥生、廣畑斗環、江川慶臣、上田優陽、井上誠視、池田一太、草間弥力、楠本龍生、山本颯太郎、関悠希、小谷侑裕、尾花健吾、中田健雄

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