県教委が文化財指定書交付 安居の近世用水路
江戸時代に和歌山県白浜町の日置川沿いに造られた「安居の暗渠(あんきょ)」(延長約270メートル)を含む「安居近世用水路」が県指定文化財になったことを受け、県教育委員会は18日、地元の白浜町安居区に指定書を交付した。
暗渠は、安居村(現在の白浜町安居)の庄屋・鈴木七右衛門重秋が6年の歳月と私財を費やして造り、地域を潤した。県教委は「県内における優れた近世かんがい用水路の事例」として、地区内の三須和神社にある石碑も合わせて4月、文化財に指定した。
交付式は同町神宮寺にある暗渠の記念碑前であり、県教委の担当者が区長の水原啓さん(73)に指定書を手渡した。安居寺山水利組合の組合長、市川博さん(78)らも出席した。水原さんは「県文化財の指定は長年の願いだった。地域に残る素晴らしい文化遺跡を今後も大切に保存していきたい」と話した。
安居区と水利組合、町は協力し、記念碑前に説明看板(90センチ×60センチ)を立てた。
暗渠は、安居村(現在の白浜町安居)の庄屋・鈴木七右衛門重秋が6年の歳月と私財を費やして造り、地域を潤した。県教委は「県内における優れた近世かんがい用水路の事例」として、地区内の三須和神社にある石碑も合わせて4月、文化財に指定した。
交付式は同町神宮寺にある暗渠の記念碑前であり、県教委の担当者が区長の水原啓さん(73)に指定書を手渡した。安居寺山水利組合の組合長、市川博さん(78)らも出席した。水原さんは「県文化財の指定は長年の願いだった。地域に残る素晴らしい文化遺跡を今後も大切に保存していきたい」と話した。
安居区と水利組合、町は協力し、記念碑前に説明看板(90センチ×60センチ)を立てた。