渡海上人を追善供養 世界遺産の補陀洛山寺
「補陀洛渡海」で知られる和歌山県那智勝浦町浜ノ宮の世界遺産・補陀洛山寺で17日、浄土を目指した渡海上人の追善供養が営まれた。
補陀洛渡海は、生きたまま船に乗り、那智の浜から南海にあるとされる観音の浄土(補陀洛山)を目指した宗教儀礼。同寺の高木亮英副住職(71)によると、平安時代から江戸中期にかけ、二十数回行われたといわれているという。
この日は、春まつりと渡海上人の追善供養があったが、コロナ禍の影響で僧侶のみで法要を執り行った。高木副住職らが読経をするなどした後、近くにある渡海上人の墓でも僧侶たちが経を読んだ。
高木副住職は「歴代の渡海なされた方々のご供養を務めさせていただいた。観音の浄土を目指して渡海されたわけだが、観音のみ心というのは人に対する思いやりや優しさ。コロナ禍で厳しい時勢だが、そういう心を持って乗り越えていただけたら」と話していた。
補陀洛渡海は、生きたまま船に乗り、那智の浜から南海にあるとされる観音の浄土(補陀洛山)を目指した宗教儀礼。同寺の高木亮英副住職(71)によると、平安時代から江戸中期にかけ、二十数回行われたといわれているという。
この日は、春まつりと渡海上人の追善供養があったが、コロナ禍の影響で僧侶のみで法要を執り行った。高木副住職らが読経をするなどした後、近くにある渡海上人の墓でも僧侶たちが経を読んだ。
高木副住職は「歴代の渡海なされた方々のご供養を務めさせていただいた。観音の浄土を目指して渡海されたわけだが、観音のみ心というのは人に対する思いやりや優しさ。コロナ禍で厳しい時勢だが、そういう心を持って乗り越えていただけたら」と話していた。