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コロナ禍の再就職を支援 和歌山県が研修費用補助

和歌山県庁
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 和歌山県は新型コロナウイルス感染症の影響で離職した人の正社員への就職を支援する。県に登録した企業が離職者の研修を実施し、両者が合意すれば正社員として雇い入れる。雇用につながれば、県が研修費用の2分の1(1人上限30万円)を補助する。

 県が受け入れ企業を募集し、30日現在で146社が登録している。登録企業は、県労働政策課ホームページ(HP)に掲載しており、求人情報はハローワークや各企業のHPなどで閲覧できる。

 企業は応募があった離職者に試験や面談などを実施した上で、正社員か非正規社員として雇用。2カ月間以内に一定時間以上の座学研修や職場実習を実施する。その後、正社員雇用の場合は研修後も安定雇用が継続されたとき、非正規社員としての雇用の場合は、3カ月以内に正社員に転換したとき、企業に補助金が支給される。

 このほか、人材派遣会社を利用した就職支援もある。県が事業を委託した「オフィスメイト」(本社・田辺市湊)がいったん雇用。1カ月の座学研修などを経て、就職を予定する企業で2カ月間、職場実習をする。その後、実習先が正規雇用する流れとなる。

 募集人数は20人。6月以降にはさらに30人募集する。

 いずれも対象となる離職者は、昨年1月24日以降に離職した県民で、現在も失業状態にある人。希望者は各企業やハローワーク、人材紹介事業者などで申し込む。

 問い合わせは県労働政策課(073・441・2790)へ。

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