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収穫間近の梅に傷 みなべ町などでひょう被害

ひょうが当たり傷が入った梅の実(3日、和歌山県みなべ町土井で)
ひょうが当たり傷が入った梅の実(3日、和歌山県みなべ町土井で)
 和歌山県のみなべ町などで1日午後4時半ごろ、激しい雷雨に伴いひょうが降り、収穫間近の梅の実に傷が付く被害が発生した。同町の清川や高城地域での被害が大きいとみられ、田辺市上芳養でも確認されている。町や県、JAなどが調査している。

 同町土井の農業男性(46)によると、4時25分から約5分間にわたって激しく降った。2ヘクタールある畑では全体にわたって被害が出ており、「私の畑ではこれまでで最大の被害になっている。傷が付くと品質が落ちるので収益が下がる」と嘆く。とりわけ、小さい木は葉が少ないので被害が大きいという。

 みなべ町うめ課によると、町内の被害は調査や農家の情報では、岩代地域から西本庄や東本庄、高城地域、清川地域にわたっている。ひょうの大きさは、5ミリほどから小指の先ほどのものまであったとみられ、当たって裂けた実もあるという。

 みなべ町と隣接する田辺市上芳養でも被害が出ている。70代の農業男性は「今は分かりづらいが、時間がたてばもっとはっきりするのでは」と話している。

 今季は4月10日に、田辺市や上富田町で梅、白浜町と那智勝浦町では茶が霜の被害を受けたばかりだった。
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