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車いすで白良浜〝試走〟 今秋の催しに向け

砂浜に敷いたマットの上を進む参加者(和歌山県白浜町の白良浜で)=和歌山県白浜町提供
砂浜に敷いたマットの上を進む参加者(和歌山県白浜町の白良浜で)=和歌山県白浜町提供
 和歌山県白浜町の白良浜でこのほど、砂浜に敷いたマットの上を車いす利用者が進む催しがあった。今秋のイベントで車いす利用者にも来場してもらうための”試走会”で、主催した町などは、参加者の意見を踏まえて環境を整備する。

 今秋に開かれる「紀の国わかやま文化祭2021」で、白良浜では11月3~7日に「Tシャツアート展」がある。砂浜に間伐材で作る棒を打ち込んでロープを張り、さまざまなイラストを印刷したTシャツを干すように展示する内容。主催者は、車いす利用者にも鑑賞してもらいたいと考えている。

 試走会では、町職員らが砂浜をならし、専用ビーチマットのほか、市販のブルーシートやネットを延長約50メートルに設置。車いすの利用者に通ってもらった。町によると、体験者からは「けっこう揺れる」「思っていたより大丈夫そう」などの感想があった。

 町は、アート展では350枚を展示したいという。Tシャツに印刷する絵やイラストなどは8月31日まで募っている。応募料は1点につき3500円。障害者手帳を持っている人などは2500円。展示後は手元に届く。

 問い合わせは、田辺市のNPOころん(0739・81・2388)へ。ホームページからも応募できる。
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