国道沿いで花が見頃を迎えているシャガの群生(3日、和歌山県田辺市本宮町で)
和歌山県田辺市本宮町で、群生するシャガ(アヤメ科)が、チョウが舞う姿に似た白紫色の花を数多く咲かせている。
山地の湿った林下、斜面などに群生する常緑多年草。花の大きさは6センチほどで黄と紫色の模様がある。「胡蝶花(こちょうか)」とも呼ばれる。人里近くに多いところから、古く中国から渡来して野生化したとする説がある。
本宮町では、熊野川に架かる「備﨑橋」近くの国道168号沿いの斜面などに群生。今年は見頃になるのが例年よりも2週間ほど早い。つぼみも多く、しばらく楽しめそうだ。