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灯籠で河原に温泉マーク 観燈祭で龍神観光協会

河原に作った温泉マークを動画で撮影する龍神観光協会の職員(10日、和歌山県田辺市龍神村龍神で)
河原に作った温泉マークを動画で撮影する龍神観光協会の職員(10日、和歌山県田辺市龍神村龍神で)
 和歌山県田辺市龍神村の龍神観光協会は10日、龍神温泉の元湯近くを流れる日高川の河原に、灯籠150個を並べて温泉マークを作った。春の宵闇にほのかな明かりが浮かび上がる様子を撮影した動画を、近く動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開する。

 観光協会が14日まで開催している、灯籠の明かりで龍神温泉街などを照らすイベント「2021観燈祭」の一環で、夜の景観を彩る一日だけの取り組み。この日は無風で晴天だったので、コロナ禍で観光客や宿泊客が減少している龍神村に希望の明かりをともして盛り上げようと、急きょ実施した。デザインは漢字など複雑なものを避けて、日本三美人の湯で知られる龍神温泉をPRする温泉マークを選んだ。

 観光協会職員が約1時間半かけて、高さ15センチ、直径9センチの円柱形の灯籠を河原に並べ、高い場所から見て、灯籠の間隔を微調整してマークの形を修正した。

 日暮れ時になり、闇が迫るにつれて河原に温泉マークがくっきりと浮かび上がった。この様子を観光協会職員が河原を見下ろせる場所から動画で撮影した。温泉街などに置いている灯籠の様子も合わせて撮った。

 観光協会は、観燈祭のイメージ映像として編集した後、多くの人に見てもらうためにユーチューブで近く公開するという。観燈祭は、龍神観光協会の公式ホームページで紹介している。
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