和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

中山間地域をアピール 道の駅うめ振興館で農業者

中山間地の急傾斜で梅を栽培していることなどを来館者に紹介する農業者
中山間地の急傾斜で梅を栽培していることなどを来館者に紹介する農業者
地域で取れた米やパンフレットを配布して土地改良区や農業用水の取り組みをPRするコーナー(和歌山県みなべ町谷口で)
地域で取れた米やパンフレットを配布して土地改良区や農業用水の取り組みをPRするコーナー(和歌山県みなべ町谷口で)
 和歌山県みなべ町谷口、道の駅みなべうめ振興館で13日、町内の農業者が中山間地域の梅作りや景観、世界農業遺産の梅システムをPRした。

 町内中山間地域の各集落がPRする取り組み。この日は東神野川、広野、滝、熊瀬川集落から農業者4人が参加し、3階の物産コーナー近くにコーナーを設けてPRした。

 チラシも配布して、国の中山間地域等直接支払事業を活用し、梅や米など農業生産や農地の保全に取り組んでいること、梅は青果としての流通のほか、梅干し、梅酒、加工食品となり各地で販売されていることなどを紹介した。

 滝集落の農業者代表として参加した米澤強さん(47)は「先祖から急傾斜の農地を受け継ぎ、厳しい営農の中にも、見晴らしの良い景色や花など癒やしがあることをPRしている。地域の要の梅を守っていきたい」と話した。

■農業用水の機能紹介も

 近くには、南紀用水土地改良区など、国営で整備された農業用水事業を紹介するコーナーも設けられた。

 水土里ネット和歌山と南紀用水土地改良区の共同PRで、関係者5人が参加。南紀用水が、みなべ町や田辺市の農地に安定したかんがい用水を供給するために整備されたことや、農業だけでなく、潤いある景観づくり、洪水軽減の一助などに役立っていることなどを説明し、施設を守っていくために住民の理解や協力が必要なことを呼び掛けるパンフレットを配布するなどした。

 パンフレットと一緒に、みなべ産の米2合も袋に入れて配った。

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