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炭酸飲料やシェイクに南高梅 相次ぎ商品化

アサヒ飲料の「三ツ矢梅」(左)とモスフードサービスの「まぜるシェイク」
アサヒ飲料の「三ツ矢梅」(左)とモスフードサービスの「まぜるシェイク」
 和歌山県産南高梅の果汁を使用して大手飲料メーカー「アサヒ飲料」(本社・東京都)が炭酸飲料「三ツ矢梅」を、モスフードサービス(同・東京都)が「まぜるシェイク」を商品化した。全国で販売する。

 県は、県産食材のブランド力を高めようと、全国の食品メーカーに商品への採用を働き掛けている。コロナ禍で地域食材の出荷が伸び悩む中、消費拡大につなげる狙いもある。

 アサヒ飲料の「三ツ矢梅」は、同社と県が共同開発し、2013年から販売を続けている。果汁に加え、南高梅を蒸して裏ごしした「梅ピューレ」を使用することで、味わいに深みを加えた。爽やかな酸味のあるクエン酸を千ミリグラム配合し「コロナ禍の気分転換にもぴったり」という。

 500ミリリットル入りが140円、1・5リットル入りが340円。いずれも税別。全国のコンビニエンスストアや量販店で2日から販売している。

 モスフードサービスの「まぜるシェイク」は、梅の果汁から作ったソースにバニラシェイクを合わせ、酸味を抑えた。華やかで芳醇(ほうじゅん)な味わいが楽しめるという。Sサイズ269円、Mサイズ334円。いずれも税別。全国のモスバーガー店舗で10日~3月下旬ごろまで販売する。

 県食品流通課によると、県産品が採用されるのは年間10品ほどあり、本年度はカルビーの「ポテトチップス ぶどう山椒味」、日本ルナの「バニラヨーグルト 和歌山県産 南高梅」などが商品化された。

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