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イベント詳細

熊野三山で「能舞」奉納

開催日時
2025年3月25日(火) 〜27日(木)
開催場所
25日 新宮市の熊野速玉大社
26日 那智勝浦町の熊野那智大社別宮飛瀧神社
27日 田辺市本宮町の熊野本宮大社旧社地・大斎原(おおゆのはら)
イベント詳細
 熊野三山を舞台に25~27日、「奉納公演『能舞』~日本の古典芸能と祈り」がある。公演は立ち見で無料観覧できるが、主催する実行委員会では開催経費に充てるため、観覧席を確保する個人協賛を募っている。

 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録20周年の終幕を飾る特別企画として開催。実行委によると、日本を代表する古典芸能である能は天下泰平や五穀豊穣(ほうじょう)などを祈る芸能として神社仏閣で上演され、熊野でも室町時代から江戸時代までは頻繁に上演されてきた。三山全てを包括しての能の奉納公演は江戸時代以来になるという。

 奉納公演は重要無形文化財(能楽総合)指定保持者であるシテ方観世流能楽師の鈴木啓吾さんらが出演し、熊野に造詣の深い作家・天川彩さんが総合プロデュース。三山それぞれにゆかりのある能をダイジェスト版である能の舞として披露する。

 日程は、25日午後4時~5時半に新宮市の熊野速玉大社▽26日午後3時半~5時に那智勝浦町の熊野那智大社別宮飛瀧神社▽27日午後4時~5時半に田辺市本宮町の熊野本宮大社旧社地・大斎原(おおゆのはら)。それぞれ薪能のための火入れ式や対談・鼎談(ていだん)もある。

 各日30席を用意する個人協賛(一口2万5千円)はホームページ(http://www.office-ten.net/noumai.html)を通じて先着で申し込むことができる。

 立ち見でも観覧席の後ろから無料で見ることはできるが、雨天の場合は別会場での上演となるため、観覧できない可能性がある。

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