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学習成果込め弁当作る 南部高校の食と農園科

班ごとに彩り豊かな弁当を作る生徒(みなべ町芝で)
班ごとに彩り豊かな弁当を作る生徒(みなべ町芝で)
 みなべ町芝、南部高校食と農園科・食文化探究コースの3年生がこのほど、課題研究のまとめとして、弁当作りをした。「和食弁当」「ビビンパ弁当」などに学習の成果を込め、教職員に販売もした。

 生徒26人が、これまで学んだ知識や技術を生かして取り組んだ。5班に分かれて「まんぷく弁当」「ピクニックべんとう」「スタミナたーっぷりビビンパ弁当」「和食弁当」「私達の青春メモリー弁当」の5種類を作った。販売価格を500円に設定し、定められた原価に収まるようにレシピを考え、料理した。

 メンチカツや春巻き、ちくわチーズ、ハムチーズサンド、韓国風チキン、グラタン、ごま団子、天ぷら、梅かんてんなどを協力して仕上げた。厨房は彩り豊かな料理の良い香りが漂い、器に盛り付けながら「おいしそう」と笑顔を見せる生徒もいた。

 50食を実習棟で販売したり、希望の場所に届けたりした。弁当には感想や改善点などを書いてもらうアンケート用紙も添えた。

 榊原怜君(17)は「彩りを工夫した。今まで作ったのより良くなり、学んだ成果が出せたと思う」と話した。

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