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【詳報】県立学校が休校に 新型コロナ、田辺管内感染で

和歌山県庁
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 和歌山県は7、8の2日間で、新たに県内で9人が、新型コロナウイルスに感染したことが分かったと発表した。田辺保健所管内でも県立学校に勤務する40代教職員女性と50代会社員男性の陽性を7日に確認。女性が勤務する学校については休校措置を取っている。2人とも病状は安定している。同保健所管内在住者の感染確認は8月23日以来76日ぶり。

 県は7日に7人、8日に2人の感染を確認したと発表した。

 教職員女性は同保健所管内の県立学校に勤務。3日に喉の違和感、4日に全身倦怠(けんたい)感を発症、6日に医療機関を受診した。

 4~6日に勤務しており、家族のほか、生徒5人と教職員25人を検査する。学校は7~11日の間、休校とする。女性は10月29、30日に大阪市に出張しており、ほかに県内から出張した17人も検査する。

 50代会社員男性は11月4日に発熱、せき、頭痛などを発症し、医療機関を受診。6日に別の医療機関を受診し、検査した。同保健所管内で勤務しており、仕事関係で接触した20人を検査する。

 このほか、岩出保健所管内在住の80代自営業女性と70代無職女性は救急搬送され重症。いずれも症状はやや回復傾向という。

 また、和歌山市在住の10歳未満の男子小学生は、5日に感染を発表した40代夫婦の家族で無症状。同市在住の70代会社役員男性、20代会社員女性、橋本保健所管内在住で、大阪府の大学に通う20代女子学生と、同保健所管内在住で大阪府で会社を経営する60代男性の感染も分かった。いずれも病状は安定。会社経営の男性は大阪市の医療機関で検査したため、県内の感染者累計には数えない。

 県内で感染が確認されたのは累計で288人となった。

 県福祉保健部の野尻孝子技監は「大阪府や首都圏で感染者が増えているので、大変危惧している」と話した。重症の2人がいずれも1人暮らしの高齢者だったことについて「家族も含め、様子がおかしいと思ったら医療機関に相談してほしい」と呼び掛けている。

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