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浜辺で漂着物拾いも 串本の街巡るイベント開催

芝﨑浩子さん(左)の案内で須賀の浜で貝殻などの漂着物を拾う参加者=和歌山県串本町串本で
芝﨑浩子さん(左)の案内で須賀の浜で貝殻などの漂着物を拾う参加者=和歌山県串本町串本で
 南紀熊野ジオパークガイドの会はこのほど、和歌山県串本町の街を歩いた後、浜辺で漂着物を拾い集めるイベントを開いた。参加者はガイドの会の芝﨑浩子さんの案内で、街中にある古い建物などを巡り、地質を含めた串本地域の成り立ちについて学んだ。

 ガイドの会が今回初めて開いたイベント。参加者は芝﨑さんの解説を聞きながら、JR串本駅から歩いて矢倉神社、無量寺、稲村亭、旧海軍地下通信基地などを巡った。最終目的地の須賀の浜では、さまざまな種類の貝殻、サンゴ、サメの歯、ウミガメの骨などを拾った。

 浜に流れ着いたごみも一緒に拾いながら歩いた芝﨑さんは「この砂州は現在も成長しており、将来、このごみが化石として発掘されるかもしれない」と話した。

 那智勝浦町から参加した女性は「すごくためになった。充実した時間だった」と話していた。

 このイベントは15、29日と12月15日にも開かれる。時間は午前9時~正午で、定員は各10人。参加費は千円で、小学4年生以下は無料だが保護者の同伴が必要。集合場所は同町潮岬にある南紀熊野ジオパークセンター。

 問い合わせは、ガイドの会事務局(0735・67・7730)へ。

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