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10年前のはがき発送へ タイムカプセルの1200枚

タイムカプセルに収められていた10年後の自分に宛てたメッセージを書いたはがき(和歌山県田辺市新屋敷町で)
タイムカプセルに収められていた10年後の自分に宛てたメッセージを書いたはがき(和歌山県田辺市新屋敷町で)
 白浜・田辺青年会議所は、10年前に和歌山県田辺市の高尾山頂上近くへ埋めた二つのタイムカプセルを掘り起こした。タイムカプセルには、当時の小学2年生が10年後の自分へ宛てたメッセージなどを書いたはがき1204枚が収められており、会議所ではそれぞれに返却するため、10月1日に発送する予定という。

 タイムカプセルは同会議所の創立45周年記念事業の一つとして、2010年12月に埋めた。はがきはイベントなどで田辺市内や周辺町の小学2年生や保護者から募集したもので、返却できるよう、それぞれの住所や氏名が記されている。

 今年8月下旬に掘り起こして開封。はがきには「10年後の自分は元気ですか?」「素直でかわいい女の子に育っていますか?」といったメッセージが書かれていたという。

 白浜・田辺青年会議所55周年委員会の坂本耕作委員長(36)は「皆さんの思い出が詰まったタイムカプセルを無事に開封できて良かった。デジタル社会だが、メッセージを読んで手書きの良さを再認識した。はがきが戻ってくるのを楽しみにしていただけたら」と話している。

 青年会議所では住所の変更があった人やタイムカプセルに収めたのにはがきが届かない人は、同会議所(0739・22・8763)へ連絡するよう呼び掛けている。

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