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実力あれば性別問わず 女性の管理職登用で和歌山県知事

 和歌山県の仁坂吉伸知事は18日の県議会一般質問で、県職員の管理職(課長級以上)に占める女性の割合が6・6%であることを示した上で「低いが数合わせはしない。性別にかかわらず、実力があれば登用している」と話した。一方で、女性の人材育成の推進に取り組んでおり、管理職候補ポストに占める女性の割合は10年前の10倍に増えているとした。

 中西峰雄議員(自民、橋本市)が「女性管理職のさらなる登用が必要」として県の考えをただした。

 県によると、本年度の部長級27人中、女性は3人、次長級は50人中4人、課長級は427人中26人。課長級以上に占める女性の割合は16年度の2・9%以来、17年度3・2%、18年度4・5%、19年度5・8%、本年度6・6%と右肩上がりとなっている。

 仁坂知事は答弁で「増加しているが、まだまだ低い状況」とした上で「世間の評判を良くしようと、数合わせ的に無理やり女性を登用していない。実力のある人は積極的に登用している」と述べた。

 一方、管理職候補となる課長補佐や班長のポストでの女性の割合は本年度19%で、2・3%だった10年度から10年で約10倍となったという。

■女性の割合5割超 今春の新規採用職員

 県によると、今春の一般行政職の新規採用者に占める女性の割合は52・6%。女性にも働きやすい職場環境であることを呼び掛けるなどしてきたといい、ここ5年でみると、16年度の38・3%から右肩上がりに上昇している。

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