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父パンダ28歳に 白浜アドベンチャーW

誕生日プレゼントの前で竹を頬張る永明(14日、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで)
誕生日プレゼントの前で竹を頬張る永明(14日、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで)
 和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで暮らす雄のジャイアントパンダ「永明(えいめい)」は14日、28歳の誕生日を迎えた。施設は、竹飾りや数字の「2」「8」の形に固めた氷をプレゼントした。
 屋外運動場に出てきた永明は、ゆっくり歩きながらプレゼントに近づき、用意された竹をおいしそうに頬張った。
 中国・北京動物園生まれの永明は、2歳になる直前の1994年9月に施設へ来た。施設で生まれた16頭のうち15頭の父親として知られる。人間で言うと80歳を超えているが、1日に竹を20~30キロ食べて元気に過ごしている。体重は約110キロ。
 施設によると国外に孫が22頭、ひ孫が3頭いるが(昨年11月現在)、今秋には雌の「良浜(らうひん)」との間で新たな赤ちゃんの誕生も期待されている。
 飼育スタッフの福田陽直子さん(24)は「永明はマイペースな性格だが、竹に対するこだわりが強い。高齢になるが、これからも元気に長生きしてほしい」と話した。
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