和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

完成が半年ずれ込む 白浜の富田中体育館建て替え

完成予定がずれこむ見通しになった富田中学校新体育館の建設工事現場。左奥のアーチ型屋根の建物が現在の体育館(和歌山県白浜町栄で)
完成予定がずれこむ見通しになった富田中学校新体育館の建設工事現場。左奥のアーチ型屋根の建物が現在の体育館(和歌山県白浜町栄で)
 和歌山県の白浜町教育委員会は、富田中学校(白浜町栄)体育館の建て替え工事の完成予定が、来年1月から7月にずれ込むとの見通しを明らかにした。既存施設の解体など事業全体の完了も従来の計画から半年後ろの2022年2月になるとしている。

 建物を支えるくいを打つ際にボーリング調査の結果と異なるデータが分かり、施工方法を見直してやり直したことや、梅雨の長雨が影響した。一連の事業で既に完成済みの技術科教室棟の建築時に必要な部品の納期が遅れたことも、全体の工期がずれこむ理由という。

 いまの体育館は1961年6月の完成。老朽化していて耐震性にも課題がある。新しい体育館は学校敷地内の別の場所に整備する。鉄筋コンクリート2階建てで、アリーナは今より広くする。柔道場や剣道場なども設ける。

 一連の事業の着工は19年1月だった。総事業費は10億円余り。町教委は「現時点では金額に変更はない」としている。

公式SNS!フォローしてね!
友だち追加

アクセスランキング

趣味・娯楽

読者チャンネル

新着リリース

紀伊民報からのお知らせ