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山あいの龍神も猛暑 観測史上最高の37・2度

道路沿いの気温表示は午後0時半すぎで36度になった(17日、和歌山県田辺市龍神村柳瀬で)
道路沿いの気温表示は午後0時半すぎで36度になった(17日、和歌山県田辺市龍神村柳瀬で)
 全国的な猛暑の中、普段は比較的涼しい山あいの和歌山県田辺市龍神村でも、例年より暑い日が続いている。和歌山地方気象台によると、龍神村湯ノ又の観測所で17日午後1時43分に観測史上最高の37・2度を記録した。

 気象台によると、暖かい空気の塊の太平洋高気圧に覆われ、晴天が続いているため、連日気温が上昇している。

 湯ノ又の観測所ができた1994年3月からこれまでの最高気温は、2018年7月23日の36・7度だった。

 史上最高を観測した17日、龍神村内には午前中から強い日差しが照り付け、午後0時半すぎには、柳瀬の国道425号沿いにある交通情報案内板に取り付けている気温表示板が36度になった。龍神村内に住む男性(82)は「生まれて初めて体験する高気温だ」と話した。

 気象台の予報によると、22日に気圧の谷の影響で雲が広がるが、気温の低下はわずか。気温の高い日はそれ以降も続き、急には涼しくならないので、引き続き熱中症予防に努めるよう呼び掛けている。

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