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3日間で7人感染 新型コロナ、田辺保健所管内は3人

和歌山県庁
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 和歌山県は14~16日、県内で合わせて7人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち、3人は田辺保健所管内の飲食店関係者。県福祉保健部の野尻孝子技監は「帰省などで 県外から来られる方が多い状況。県外の方との飲食などの機会があり、2週間の間に症状が出れば、保健所や医療機関に相談してほしい」と呼び掛けている。

 県が15日に発表した田辺保健所管内在住の2人は、田辺市湊のダイニングバー「Bound b+loop(バウンド・ビー・ループ)」を経営する50代男性と、同店アルバイトの10代女性。いずれも発熱などはないが、感染者の濃厚接触者として検査した。

 また、すでに感染が発表されている田辺保健所管内在住でアルバイトの20代女性、同じく田辺管内在住で消防署員の20代男性がそれぞれ7月下旬~8月上旬に同店を利用していたことが分かった。

 県は感染拡大防止のため、店名を公表。7月27日~8月12日に来店した人に対し、速やかに最寄りの保健所に連絡するよう呼び掛けている。

 16日には、田辺管内在住の30代アルバイト女性の感染も発表。女性は12日に発熱やせきなどを発症した。同管内の飲食店で接客や食器洗いなどの業務を担当し、12日まで勤務していた。女性は、最近県外に出ておらず、店名が公表された田辺市湊のダイニングバーには出入りしていなかった。県は職場関係者や家族を濃厚接触者として検査するとともに、感染ルートを調査している。

 田辺管内以外では、橋本保健所管内在住の20代派遣社員男性の感染を14日に発表。三重県から同管内に帰省中の20代男性の友人で、濃厚接触者に当たる。

 15日に発表した湯浅保健所管内在住の40代自営業男性は無症状だが、8月上旬に沖縄県宮古島市を訪れていたため検査した。大阪市から橋本保健所管内に帰省中の30代女性は13日に発熱や呼吸困難などを発症した。

 16日発表の御坊保健所管内在住の50代会社員男性は、14日にせきや全身倦怠(けんたい)感を発症、15日から発熱があった。大阪市に住む別居家族が8~11日に帰省していて、男性はこの別居家族を車で送迎した。

 県内で感染が確認されたのは16日現在、累計で196人。24人が入院していて、うち2人は重症となっている。

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