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海上の災害復旧で協定 田辺市と美浜町の建設会社

協定書に調印した真砂充敏市長(左)と宮井寿明社長=3日、田辺市長室で
協定書に調印した真砂充敏市長(左)と宮井寿明社長=3日、田辺市長室で
 田辺市は3日、津波などの災害時に海上の漂流物を取り除く作業に協力してもらうための協定を、美浜町の建設業「光修建設」(宮井寿明社長)と結んだ。市の災害協定は107件目だが、海上に関する協定は初めてという。

 同社は県内での港湾工事に使用するため、クレーン付き台船(700トン)を同市の文里港に停泊させている。協定によって、津波や台風などで市が管理する漁港区域に流木やがれきが漂着した場合、その船を使って除去作業に協力する。

 この日、市長室で締結式があり、真砂充敏市長と宮井社長が協定書に調印した。

 真砂市長は「海上での作業に関する協定は初めてで、心強い。市民の安心、安全を守ることは行政の重要な柱。いざという時にはお力添えを頂きたい」と話した。

 宮井社長は「この協定が少しでも市民のためになること、地域の防災対策の強化につながることを願っている」と述べた。

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