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5月に入って初の感染確認 和歌山県、退院の男性陽転も

和歌山県庁
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 和歌山県は12日、和歌山市の自営業の40代男性が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。新たな感染が分かったのは5月に入って初めて。また、感染が確認された後に陰性になり、退院していた橋本保健所管内在住の80代男性が再び陽性になったことが分かった。2人とも病状は安定している。

 自営業の男性は7日に鼻声となり、8日から38度台の発熱や味覚障害を訴え、9日に医療機関の救急外来を受診。11日に肺炎が認められたため入院し、12日に陽性が判明した。

 男性は5月上旬、電車で大阪市に遊びに行き、発症後に和歌山市内の飲食店を利用しているという。和歌山市が男性の行動履歴を詳細に調べるとともに、家族1人と市内在住の知人2人を濃厚接触者として検査する。

 80代男性は、クラスター(感染者集団)となった橋本市の介護施設「デイサービスセンターさくら苑」の利用者。感染が確認されたことから4月25日に入院。陰性になり5月5日に退院し、自宅待機していた。別の理由で入院することになった医療機関がウイルス検査をしたところ、12日に陽性と分かった。

 仁坂吉伸知事は新たに感染者が確認されたことについて「特に県外との往来はやめてほしいとお願いしていたが、40代の方は単に遊びに行っているので、いい気分ではない」と話した。

 県内で感染が確認されたのは1人増え、累計で63人となった。
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