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出席者減らし密集回避 田辺市議会がコロナ対策予算審議

新型コロナ対策で空席を設けた議員席(30日、和歌山県田辺市議会議場で)
新型コロナ対策で空席を設けた議員席(30日、和歌山県田辺市議会議場で)
 和歌山県田辺市議会が30日に開いた臨時会本会議は、新型コロナウイルスの感染防止を図るため、議員の出席を半数にし、議長席と発言台の前にアクリル板を設置するなど、異例の対応を取った。

 地方自治法で「議会は議員定数の半数以上の議員が出席しなければ、会議を開くことができない」と定められている。市議会の定数は22で、七つある会派で調整し、議長を含め出席は13人となった。全員マスクを着用した。

 当局側も部長の出席は提出議案に関係する部局にとどめるなど、通常の本会議に比べ、6割ほどだった。傍聴者にもマスク着用を要請。傍聴席も距離を取って座れるよう、一部の席を使用禁止にした。

 臨時会では市が新型コロナ対策で編成した2020年度一般会計補正予算案を審議した。開会から真砂充敏市長による議案説明までは、欠席を除く全20議員が出席。議案の採決時も全議員が出席する。

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