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キャンプ自粛呼び掛け 古座川町が河川沿いに看板

古座川沿いに設置されたキャンプ自粛を呼び掛ける看板(22日、和歌山県古座川町相瀬で)
古座川沿いに設置されたキャンプ自粛を呼び掛ける看板(22日、和歌山県古座川町相瀬で)
 新型コロナウイルス感染症拡大防止のために緊急事態宣言が全国に発令されたことを受け、和歌山県古座川町と町観光協会は21日、町内の河川沿い3カ所にキャンプ自粛を呼び掛ける看板を設置した。

 町観光協会によると、緊急事態宣言の発令後も、土日曜を中心に県内外の車が町内の河川沿いに止まり、キャンプしているの人の姿が見られる。キャンプで出たごみは利用者が持ち帰ることになっているが、そのまま捨てられていることもあるという。放置されたごみは、町職員や地域住民がボランティアで処分しているが、新型コロナの感染が拡大する中「どこの誰が捨てたか分からないので処分するのが怖い」という声が上がっている。

 町は住民の声を受けて急きょ、キャンプ客が多い相瀬、月野瀬、直見の3カ所にキャンプ自粛への協力を呼び掛ける看板を設置した。住民から要望があれば今後、看板の数を増やしていくという。

 町の人口は約2600人で、高齢化率が50%を超えている。町内でコロナ感染者が増えた場合、医療機関が少ないことから、医療崩壊を招きかねないと住民たちは心配しているという。キャンプ自粛の期間は当面の間としている。
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