卸売市場に届けられた鯨肉を確認する関係者(14日、和歌山県太地町で)
和歌山県太地町にある同町漁協地方卸売市場で14日、今月上旬から始まった2年目の商業捕鯨で捕獲されたミンククジラの肉の入札があった。
商業捕鯨は昨年31年ぶりに再開した。卸売市場に届けられたのは、同町漁協の小型捕鯨船「第7勝丸」が11日に捕獲し、宮城県石巻市に水揚げして解体された雄のミンククジラ(体長約5メートル)の一部。卸売市場では肉や皮など計約30キロが箱に入れて並べられ、仲買業者7人が入札に参加した。落札価格は非公表。
落札された肉などは地元のスーパーなどで販売されるという。
同町漁協の東欣哉総務課長(47)は「鮮度は抜群。多くの方に食べてもらいたい」と話していた。