和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

買い物客に広がる不安 産直市場の店員感染

 従業員の新型コロナウイルス感染が判明した、和歌山県田辺市稲成町の「産直市場よってって いなり本館」は6日午後4時半から臨時休業している。

 県の発表から一夜明けた7日午前は買い物客らが訪れ、入り口で休業を知らせる張り紙を見て帰っていった。買い物に来た女性は「感染した店員がどの売り場で働いていたのか。よく買い物に来ているので心配」と話した。

 ミカン類を同店に出荷しているという生産者の男性(71)は「収穫したミカンは規格が違うので農協には出せず、このままでは大損だ。早く店を再開してほしい」と不安げだった。

 同店は営業再開時期について「行政機関と連携し確認の上、決定する」としている。

■市長「感染予防に協力を」

 田辺市内の店舗で勤務する人の新型コロナウイルス感染確認を受け、真砂充敏市長は「市民の皆さまには正確な情報に基づく冷静な対応をお願いしたい。一人一人が手洗いやせきエチケットをするとともに、換気が悪く多くの人が密集し、近距離での会話や発声が行われる場を避けるなど、感染予防に協力してほしい」とコメントした。


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