和歌山県は３月３１日、４月から田辺・西牟婁の学校に赴任する予定だった田辺保健所管内の２０代男性が新型コロナウイルスに感染していたことに関連し、その濃厚接触者として検査していた県教委職員や赴任先の教職員ら８人について、陰性を確認したと発表した。

　しかし、この患者は３月２７日、県教委が田辺市で開いた新任教員説明会に出席しており、同じ説明会に出席していた徳島県在住の２０代男性の感染が３０日に判明している。このため、その男性の濃厚接触者として、県内に住む友人とその家族ら５人、赴任先の学校で会った教職員や市町教委職員９人の計１４人について新たに検査している。説明会出席者で熱や喉の違和感を申告した３人も調べており、うち１人の陰性を確認している。