和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

古座川町が学校再開 18日から午前中のみ

 和歌山県の古座川町教育委員会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休校となっていた小中学校を18日から午前中のみ再開することを決めた。学校再開の方針を示したのは紀南の自治体では初めて。町教委は「県南部に感染が拡大していないことから、学校医と相談して判断した」と話している。県内では高野町も18日から町内3校(2小学校、1中学校)のうち、2校の再開を決めている。

 古座川町教委は、学校再開に際して、教室に入る前のアルコール消毒、休憩時間の手洗いとうがいの徹底、教室の座席配置に配慮するなどの対策を取るほか、自宅での検温を呼び掛けている。保護者に対し13日にメールや電話で再開する旨を伝え、16日に改めて詳しい内容を文書で連絡した。

 町内の小学校の児童数は高池67人、明神12人、三尾川10人。中学校は規模を縮小して6日に卒業式を行っているため3年生はおらず、現在の生徒数は明神11人、古座49人。
小学校の卒業式は19日で、5、6年生のみ登校する。登校日に給食はない。

 小中学校は24日の3学期修了式後、4月7日まで春休みに入る。1学期始業式は8日、入学式は9日に予定しているが、今後の状況で変更する場合があるとしている。

■高野町も一部再開

 高野町は、児童生徒数の少ない花坂小学校(全校児童5人)と高野山中学校(1、2年生計22人)を18日から再開する。町内や近隣市町村で感染者が確認されていないことや、自宅待機の長期化による子どもたちの心身への影響などを考慮したという。

 高野山小学校(全校児童94人)は教室内の密集度が比較的高いことや、学童保育所での対応が可能なことから、23日まで臨時休校する(18日は登校日)。

 町内や近隣市町村で感染者が発生した場合などは、中止・変更する場合がある。

 県内では、九度山町を除く29市町村で小中学校が2、3日から臨時休校に入っている。

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