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ヘリ観光スタートへ安全祈願 日置川地域で3月離陸

遊覧飛行へ離陸するヘリコプター(27日、和歌山県白浜町塩野で)
遊覧飛行へ離陸するヘリコプター(27日、和歌山県白浜町塩野で)
 和歌山県白浜町塩野を拠点に京都市の企業がヘリコプターを使った観光事業を3月から始めるのを前に、この企業と日置川町商工会は27日、塩野に設けたヘリポートで安全祈願祭を開いた。

 事業を始めるのは、京都市内でヘリの遊覧飛行を手掛けている「フリーバード」。約5600平方メートルのヘリポートは日置川町商工会が運営し、ヘリの運行は「匠航空」(岡山市)が担う。

 事業は遊覧飛行やスカイダイビングを計画している。遊覧は最大3人の同時搭乗が可能で、料金は1機9980円から。時間とコースで料金が変わる。スカイダイビングは、インストラクターとともに上空から飛び、志原海岸へ着陸する。1人当たり3万5千円。いずれの料金も参考価格としている。

 安全祈願祭には約30人が出席。祭壇に玉串をささげて安全を願った。フリーバードの川上晋代表は「安全を第一に、地域の発展や防災面で協力していきたい」と話し、日置川町商工会の森田敏行会長は「ヘリポートを拠点に人を集め、地域振興につなげたい」と期待を語った。

 志原海岸を着陸地点とするスカイダイビング事業は、2018年4月まで別の事業者が実施していた。

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