白浜に高級旅館進出 県奨励金制度、初の対象に
京阪神でホテル事業を展開する企業が和歌山県白浜町で年内にも宿泊施設を新たに開業する。県が18日、発表した。富裕層向け施設を誘致するために奨励金を出す県制度で初めての対象になる。県は地域経済への波及効果を期待している。
白浜町へ進出を決めたのは「京都プラザホテルズ」(京都市)。京都市や兵庫県尼崎市、姫路市など6カ所でホテルを運営している。
これまではビジネスホテルが中心だったが、以前から「これまでとは違う旅館の分野にも挑戦したい」と検討しており、県の誘致もあって白浜での開業を決めた。担当者は「何度来ていただいても楽しんでもらえるような、これまでにない旅館を目指したい」と話している。災害時には地域と協力することも検討しているという。
白浜町阪田の海を望める高台に取得した土地で、木造2階建ての建物(延べ床面積約1980平方メートル)を整備する。敷地面積は約6600平方メートル。現在の計画では、客室は24室で、広く造る。すべての部屋に温泉が楽しめる半露天風呂を設ける。今春にも着工し、年末の開業を目指す。名称は「南紀白浜和みの宿 花鳥風月」(仮称)。
総事業費は土地取得費も含め約7億2200万円。進出に際し、20人を雇う予定という。うち正社員は13人。
仁坂吉伸知事は記者会見で「われわれとしては大歓迎だ。客層が広がっていくことが大事で、多彩な形の宿泊施設をどんどん増やしていきたい」と語った。
県では高級宿泊施設を誘致するため、一定の要件を満たす場合に最大3億円の奨励金を出す制度を2016年9月に施行。現在は企業立地課にサービス産業立地室(3人)を置いて誘致に向けて取り組んでいる。宿泊施設を運営する企業などに「営業活動」をしたり、有望な土地がないか県内を回ったりしている。
制度の対象施設が初めて決まったことについて、中場毅室長は「非常にありがたいこと。地元で雇用が生まれ、観光消費額が増えるというメリットが期待できる。今後も地道に取り組んでいきたい」と話している。
県と京都プラザホテルズ、白浜町は3月2日、県庁で立地協定に調印する。仁坂知事と清水幸雄社長、井澗誠町長が協定書に署名する。
白浜町へ進出を決めたのは「京都プラザホテルズ」(京都市)。京都市や兵庫県尼崎市、姫路市など6カ所でホテルを運営している。
これまではビジネスホテルが中心だったが、以前から「これまでとは違う旅館の分野にも挑戦したい」と検討しており、県の誘致もあって白浜での開業を決めた。担当者は「何度来ていただいても楽しんでもらえるような、これまでにない旅館を目指したい」と話している。災害時には地域と協力することも検討しているという。
白浜町阪田の海を望める高台に取得した土地で、木造2階建ての建物(延べ床面積約1980平方メートル)を整備する。敷地面積は約6600平方メートル。現在の計画では、客室は24室で、広く造る。すべての部屋に温泉が楽しめる半露天風呂を設ける。今春にも着工し、年末の開業を目指す。名称は「南紀白浜和みの宿 花鳥風月」(仮称)。
総事業費は土地取得費も含め約7億2200万円。進出に際し、20人を雇う予定という。うち正社員は13人。
仁坂吉伸知事は記者会見で「われわれとしては大歓迎だ。客層が広がっていくことが大事で、多彩な形の宿泊施設をどんどん増やしていきたい」と語った。
県では高級宿泊施設を誘致するため、一定の要件を満たす場合に最大3億円の奨励金を出す制度を2016年9月に施行。現在は企業立地課にサービス産業立地室(3人)を置いて誘致に向けて取り組んでいる。宿泊施設を運営する企業などに「営業活動」をしたり、有望な土地がないか県内を回ったりしている。
制度の対象施設が初めて決まったことについて、中場毅室長は「非常にありがたいこと。地元で雇用が生まれ、観光消費額が増えるというメリットが期待できる。今後も地道に取り組んでいきたい」と話している。
県と京都プラザホテルズ、白浜町は3月2日、県庁で立地協定に調印する。仁坂知事と清水幸雄社長、井澗誠町長が協定書に署名する。