和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

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大阪・関西万博 シグネチャーパビリオン「EARTH MART」の茅葺き屋根でも利用された、熊本県 阿蘇の草原の茅を使用したソファなどのプロダクト・インテリア家具が完成!

株式会社think garbage
2025年4月開幕の大阪・関西万博 熊本県のブースイベント(9月予定)にて展示されることも決定!


茅葺き屋根の技術により制作された茅ソファ(株式会社Earth Building制作)

公益財団法人 阿蘇グリーンストック(所在:熊本県阿蘇市、以下「阿蘇グリーンストック」)は、 2025年4月から開催される「2025年日本国際博覧会」(略称:大阪・関西万博)の「EARTH MART」パビリオンの建築資材としても使用されている阿蘇の草原の恵みの一つである素材“茅”を使用したインテリア製作家具を、全国各地の茅工房と協業し開発しました。草原に自生するススキをメインとした素材の茅を使用しており、その手触り、香り、ぬくもりから、阿蘇に広がる草原を感じていただけるプロダクトになっています。大阪・関西万博の熊本県のブースにて展示される他、今後一般販売も検討中です。

茅刈りの様子

草原に広がるススキ

使用された茅について

阿蘇に広がる広大な草原

「茅」は屋根を葺くための材料の総称で、かつては日本全国で見られました。現在では草原が減少した結果、その産地は限られ、阿蘇や御殿場、北上川の河口など全国でも僅かになってしまいました。大阪・関西万博のシグネチャーパビリオンのひとつで建築家・隈研吾氏が設計、小山薫堂氏がプロデュースする「EARTH MART」では、阿蘇をはじめ全国5か所で刈り取られた“茅”が屋根の素材として大胆に使用されています。茅は、かつて里山の暮らしにあった営みの循環の象徴であり、小さな屋根の集積は市場のようにその繁栄と賑わいを表現しています。会期後には、別の場所で再び茅葺きとして再利用される予定です。茅を刈取り草原を利用することで、多様な里山の生態系が維持されることにもつながっていきます。
今回このプロダクト制作では、全国の茅の産地の中でも大部分を占める熊本県・阿蘇の草原の茅を使用しています。阿蘇の草原も後継者不足などの課題により、年々その面積は減少しています。阿蘇グリーンストックでは、資源としての茅の有効活用と草原保全のための取り組みとして、今後も茅を使用したプロダクト開発に取り組んでまいります。
阪急阪神百貨店の店舗でポップアップイベントを実施
博多阪急(福岡市博多区:阪急百貨店)で開催されたイベント「SAVE the ASO」(開催期間:2025年1月15日(水)~21日(火))、阪急うめだ本店 8階 GREEN AGE コミュニティパーク(大阪市北区角田町8-7)にて開催された「未来をつむぐ、草原・湖と人の関係性 Supported by GREENable」(開催期間:2025年3月5日(火)~11日(火))イベントでも展示されました。

博多阪急イベント

阪急うめだ本店イベント

里山の暮らしにあった営みの循環の象徴「茅」を使ったプロダクト ラインナップ
茅ソファ、茅テーブル、茅バンコ(縁台)、カウンター、茅フレーム、茅の色紙額の合計6種類の茅を使ったプロダクトを制作いたしました。



■ 茅ソファ
サイズ/仕様:直径 900mm、木製台座(キャスター付き)
製作:株式会社 Earth Building (宮城県・広島県)
商品特徴:茅葺き屋根の工法を用いたソファ。密集した茅の断面が美しく、点で優しく支えます。

茅ソファ 上部

茅ソファ 側部

■ 茅のフレーム
サイズ:約600×600mm
製作:阿蘇茅葺工房(熊本県)
商品特徴:放射状に葺かれた茅の断面が美しいフレーム(額縁)見る角度によって違った表情を楽しむことができます。写真やアートの額装にも使用できます。

茅のフレーム

茅のフレーム 断面

■ 茅テーブル
サイズ/仕様:450×450mm/鉄製脚に石板載せ
製作:株式会社 Earth Building (宮城県・広島県)
商品特徴:土台の部分を茅で制作、阿蘇火山由来の溶岩・凝灰岩を天板部分に使用しています。

■ 茅バンコ
サイズ:(大)1800×900mm、(小)1500×750mm
製作:阿蘇茅葺工房(熊本県)
商品特徴:数人で座れる縁台(バンコ)。座面が茅の断面になっており、自然を感じる座り心地を楽しむことができます。

■ 茅カウンター
サイズ:(小)約1300×600mm /高さ約1100mm、(大)約800×600mm/高さ約1500mm
製作:株式会社くさかんむり(兵庫県)

■ 茅の色紙額
サイズ/仕様:約600×800mm/壁掛け式
製作:株式会社くさかんむり(兵庫県)

販売時には、その売り上げの一部を阿蘇グリーンストックを通して阿蘇の草原保全のために活用される仕組みとなっています。
※商品画像は実際の展示されるプロダクトとは異なる場合がございます。

<2025年日本国際博覧会(略称:大阪・関西万博)>
開催期間:2025年4月13日(日)~10月13日(月)
茅のプロダクト 展示場所:9月に予定している熊本県展示ブース内にて(詳細日程調整中)
※詳細のイベント期間は阿蘇グリーンストック・阿蘇草原再生プロジェクトの公式サイトやSNSにて発信してまいります。
※大阪・関西万博終了後は順次阿蘇グリーンストックにて展示・販売を予定しております。

製作工房について(順不同)
株式会社 EarthBuilding(アースビルディング)

株式会社 EarthBuilding(アースビルディング)

新しい茅葺きを創造することで今まで茅葺きを知らなかった人たちに興味を持って貰い、伝統的な茅葺きと新しい茅葺きが共存し、茅葺きや草原の文化が未来へ繋がることを目指しています。
社名は、日本語にすると「地球人具」。「地球の素材で、人が道具を使って、ものを作り上げていく」という意味が込められています。
代表:沖元 太一
[本社 宮城拠点]〒986-0313 宮城県石巻市桃生町中津山字永田2-1
[広島拠点](広島茅葺屋根工事店)〒731-5146 広島県広島市佐伯区屋代3-9-1
公式HP:https://earth-building.co.jp/

阿蘇茅葺工房

阿蘇茅葺工房

私たちは野焼きから茅採取、そして茅葺を作り役目を終えた茅を堆肥として土に戻すまでの循環を四世代にわたり繋いでいます。九州一円を中心に茅葺の修理や葺き替えを行い、新たに茅壁や装飾としての茅葺の挑戦も行っています。これまで多くのご縁をいただき約200棟の茅葺に携わらせていただきました。同時に茅葺に触れていただきたく各地でワークショップも開催。茅葺の原点となる茅場を守り茅葺を継承し、茅葺と同時に草原環境を未来に残していくことも私たちの使命です。
代表:植田 龍雄
〒869-1601熊本県阿蘇郡高森町上色見下洗川2286-2
公式HP:https://aso-kayabuki.jp/

株式会社 くさかんむり

株式会社 くさかんむり

神戸市北区淡河町を拠点に、 伝統的な茅葺きの修復から、現代的な茅葺きへの挑戦、 より多くの方々に茅葺を知ってもらうためのワークショップやセミナーを開催。建物だけにとどまらず、様々な方向から茅葺きの持つ可能性や魅力を探り、引き出し、磨き上げて、今を生きる人達にお届けするという目的を共有した 職能集団です。
代表:相良育弥
〒651-1603 兵庫県神戸市北区淡河町淡河1447
公式HP:https://kusa-kanmuri.jp/
公益財団法人阿蘇グリーンストックについて


公益財団法人阿蘇グリーンストック

野焼き支援ボランティア

阿蘇の緑の大地(草原・森林・農地)を、広く国民共有の生命資産(グリーンストック)と位置付け、農村・都市・企業・行政四者の連携により、後世へ引き継いでいくことを目的として活動している団体です。阿蘇の草原保全のために結成された「野焼き支援ボランティア」は現在では会員数1000名を超え、阿蘇の草原保全にはなくてはならない存在となっています。阿蘇は中・北部九州5県(熊本、佐賀、福岡、大分、宮崎)の主要6河川(緑川、白川、菊池川、筑後川、大野川、五ヶ瀬川)の源流地域にあたり、300万人以上の人々がその恩恵を受けており、「九州の水がめ」的位置にあります。また広大な緑の大地は、日本有数の食料生産基地でもあります。このカルデラ火口丘と草原が織りなす雄大な自然景観は、毎年日本全国・海外から1,700万人以上の人々が訪れる癒しの地でもあり、更に、千年以上も続いている阿蘇の草原には大陸性の希少動・植物も多く生息しており、世界遺産にも匹敵する国民共有の財産とも言えます。
グリーンストック運動は、都市の生活者・団体・企業が阿蘇の生命資産の活用・保全に立ち上がることによって、農村・都市・企業・行政の四者の連携を構築し、この阿蘇の広大な生命資産を保全し、後世に引き継いでいこうというものです。
HP:https://www.asogreenstock.com/
阿蘇草原再生プロジェクトとは


阿蘇草原再生プロジェクト メインビジュアル

阿蘇草原再生プロジェクト ロゴ

その美しい姿で私たちを魅了する阿蘇の草原は、約1万3千年前、縄文時代から存在したと言われています。本来、日本の気候では、自然の力だけで草原が維持されることはありません。自然に関わり、恵みをいただきながら、私たち日本人はこれまで暮らしてきました。つまり、人と自然が手をとり合い、育んできた場所が阿蘇の草原なのです。しかし、農業形態や生活様式の変化に伴い、草原と人の暮らしは遠いものになり、その結果阿蘇の草原は、次第に減少しており、いずれ消滅の危機を迎えるともいわれています。その草原を守るために「阿蘇草原再生プロジェクト」は立ち上がりました。阿蘇の草原を守る取り組みとして、保全活動に関する寄付額の増加や野焼き支援ボランティアの増加を目的に、草原の新たな価値創造や効果的な情報発信などのプロモーション事業を行っております。
HP:https://www.asogreenstock.com/sougensaisei/
Instagram:https://www.instagram.com/aso_grassland_pr/

黄金に輝く草原

人と自然が手をとり合い育んできた草原

PR事務局(株式会社thinkgarbage(シンクガービッジ))
設立から12年、累計400社を超えるブランディング・WEB運用の支援実績があるセールス・マーケティング会社。熊本県・阿蘇グリーンストック・環境省などとともに阿蘇の草原保全に関わる事業に3年程前から携わり、寄付金UP・ボランティア数UPにつなげるためのPR活動を担っています。阿蘇草原再生プロジェクトでは、ビジュアルを使った商品開発やブランディング、PR活動を行っています。
HP:https://thinkgarbage.com/
Instagram:https://www.instagram.com/think_garbage/
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